早まる就活、2月1日時点の内定率は4割近く 学生からは戸惑いの声も リクルート調査

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年02月19日
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リクルート(東京都千代田区)の「就職みらい研究所」は2月18日、学生調査モニターの大学生を対象に実施した「就職プロセス調査」の結果を公表した。2月1日時点の大学生の就職内定率は4割近くで、前年に引き続き過去最高となったが、学生からは早まる就活に戸惑いの声も上がっている。

内定率、文系は前年より15.4ポイント、理系は21.8ポイント上昇

2月1日時点の大学生の就職内定率は39.3%で前年を15.4ポイント上回った。内定率を文理別で見ると、「文系」は37.1%で前年よりも12.5ポイント高く、「理系」は44.3%で前年を21.8ポイント上回るなど、理系がやや高い結果となった。

就職内定率
リクルート調査(※画像クリックで拡大)

学生の面接選考への参加状況は、「最終選考を受けたことがある」の割合が48.1%、「最終選考は受けたことがないが、面接選考は受けたことがある」の割合が27.9%と、約8割の学生が選考を経験していた。

学生からは、「早期化していることで、早くに進路が決まり安心できるのでうれしい」といった声が寄せられた。

ただ、「早期化が進み過ぎていて、大学生の本分である勉強をおろそかにせざるを得ない場面が多々あると感じている」「準備不足であり、選考までに間に合うか非常に不安である」「採用活動の解禁といわれている時期と実際の採用活動のスケジュールにギャップを感じている」などと早まる採用活動に困惑する声も多く聞かれた。

調査は2026年卒業予定の大学生、大学院生に対して、「リクナビ2026」で調査モニターを募集し、モニターに登録した学生4729人を対象とした。

調査期間は2月1日から2月7日で、大学生は、性別、専攻、所属大学の設置主体を基に、実際の母集団の構成比に近づけるよう、文部科学省「学校基本調査」の数値を参照し、ウエイトバック集計を行った。集計対象となった大学生が929人だった。

早まる就活に学生の希望は「ハイブリッド形式」の就活

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