ニチバン、使用済みテープの巻心をリサイクルし1万5000本の植樹 企業・団体参加を募る
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年03月25日

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ニチバン(東京都文京区)は3月22日、環境保全活動として実施している、ゴミを資源として再利用するプロジェクトの第14回目の結果を報告した。
「ニチバン巻心ECOプロジェクト」では、企業や学校などから出る使用済み粘着テープの「巻心」を回収し、ダンボールに再利用する。さらに、リサイクルによる利益と、巻心の個数に応じた同社の支援金を、植林などの環境保全活動に役立てている。
リサイクルの利益金は支援金とともに植林や環境保全活動へ
使用後に捨てられていた、セロハンテープや両面テープなどに使われている巻心をゴミにしないために、2010年から同プロジェクトを始動。14回目の今回は、全国の企業や病院など1080団体と個人318人から集まった45万5677個の巻心を回収。1万5000本以上の植樹につなげた。第1回からの累計回収個数は約570万個以上にのぼり、累計重量は約7.5万トンに達する。
リサイクルによる利益金および支援金で、フィリピンでのマングローブの植林・メンテナンス活動をプロジェクト開始時から支援しており、これまでに35万本以上の植林に協力。2018年からは、島根県の江の川流域で、植林や間伐など適切な手入れを行うことで森の本来の力を高める取り組みである「森のしずく」保全活動を実施している。

環境教育に活用されるプロジェクト、参加校へ出前授業も実施
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