「おじさんは風しん対策して」厚労省が企業にも協力依頼 顧客や同僚に感染リスク、妊婦には特に危険
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年01月30日
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厚生労働省は1月29日、風しん対策について従業員の抗体検査や予防接種の受診を促すよう、企業に協力を求めている。
自社のリスクマネジメントとして、1962~1978年度生まれの男性に注意喚起を
対象は1962年度から1978年度生まれの男性。2024年1月現時点で概ね46~62歳に相当し、この年代は公的には過去に風しんの予防接種を受けていない。ほかの世代と比べて特に抗体保有率が低いため、風しんにかかる可能性が高く、知らないうちに同僚や顧客、家族など周りの人に広げてしまうおそれがある。
厚労省は各企業に対し、リスクマネジメントの点からも、社内健診や人間ドックの機会などで、職場内の対象者へ自治体から届いているクーポン券の利用を促進するよう求めている。
風しんは発熱や 発疹 などの自覚がなくても感染拡大、特に妊娠中の女性に危険
風しんは感染力が強く、インフルエンザよりも強力。風しんの感染経路で「職場」が最多だった年もある。発熱や発疹などの自覚がなくても感染拡大するため、厚労省は従業員が1人でも感染したら、すぐに下記の対応をしなければならない、としている。
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