インターンシップへの参加でその企業の就職志望度が大幅アップ 参加先を探すのは夏休み前が多く

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就職支援サービスを手掛けるキャリタス(旧ディスコ、東京都文京区)は4月4日、2025年3月卒業予定の大学生(理系は大学院修士課程含む)717人を対象に、インターンシップについての調査結果を公表した。情報収集や参加の時期、就職志望度への影響などについて調べたところ、インターンシップなどのプログラムに参加したことで志望度に違いもあることがわかった。
情報収集のボリュームゾーンは6月と7月
インターンシップの募集企業について情報を探し始めた時期は、「3年生(大学院生は修士1年生)」の「6月」という回答が最も多く、約3割(30.4%)だった。2位は「5月」で22.7%、3位は「4月」で19.2%となっている。
よく探していた時期(複数回答)については、「6月」が48.8%、「7月」が46.3%で、半数近くの学生が夏休み中(8月から9月)に開催されるプログラムへの参加を考えていることがわかる。
また、「5月」から「12月」までの時期については、2割以上に上っている。同社はこの結果について、学期中に開催するオープンカンパニーなど短期プログラムにとどまらず、「冬休みや春休みに開催される長期プログラムを引き続き探す学生も一定数いた」と見ている。

また、参加したプログラムを知ったきっかけは、「就職情報サイト」が49.5%とトップで、約半数を占めた。次に「企業ホームページ」が2割以上(23.0%)、「インターンシップなどの就活準備イベント(オンライン含む)」が1割弱(9.1%)だった。

学生がインターンシップの応募先を探すときの条件で重視した点についても尋ねた。「とても重視した」「やや重視した」点では、「プログラム内容の詳細が記載されていること」でその合計が8割以上(81.8%)に上った。「本選考での優遇が期待できること」(78.3%)も8割近くを占めている。
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