24年度の新人社員の特徴は? 産業能率大が実態調査、生成AIやゆるブラックなどに関する設問も

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年07月19日
ogp20240719tu_1

学校法人産業能率大学総合研究所(東京都世田谷区)は7月18日、2024年度入社の新人社員563人を対象とした「新入社員の会社生活調査」の結果を公表した。過去最高や過去最低となった項目など特徴的な回答から、今年の新入社員の特徴をまとめた。

就職活動の結果に9割以上が満足、60歳を超えても働き続けたくない社員が増加

就職活動を振り返りどのように感じたかの質問で、67.9%以上の人が「大変だった」(「かなり大変だった」27.0%、「思ったより大変だった」40.9%)と回答する中、就職活動の結果に満足しているかの問いに対し、「たいへん満足」が59.0%で、過去最高となった。「やや満足」が35.9%で、これらを合わせた満足度は94.9%に達した。

就職活動の結果に満足してますか?
就職活動の結果に満足してますか?

一方、将来のキャリアについてどのように考えているかの質問では、「管理職として指揮を執る」が52.9%で過去3番目に多かったが、「担当業務のエキスパート」が40.1%で過去最低となった。また、最終的に目標とする役職・地位に関する設問では、「社長」と回答した割合は過去最低の6.7%にとどまった。

いつまで会社勤めなどの被雇用者として働きたいかでは、再雇用定年の年齢である「65歳」が32.7%で過去最高となった一方、定年年齢の「60歳」は32.1%で過去最低となり、初めて65歳が60歳を上回った。2023年度に選択肢に追加した「70歳代」は8.7%で、65歳以上の回答割合は合わせて53.1%と、半数を超えた。

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

著者プロフィール

g-soumu-editors-portrait-webp


月刊総務 編集部

パンデミック、働き方の変化、情報技術への対応など、今、総務部門には戦略的な視点が求められています。「月刊総務オンライン」は、そんな総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つ情報の提供を中心にさまざまなサービスを展開するプラットフォームです。


関連記事

  • 【AI×交通安全運動】111社が共同で事故リスク削減に取り組んだ2か月間……その結果は? PR
  • オフィスの課題解決はデータ収集から 社員の位置情報を自動で管理しフリーアドレスを効率化 PR
  • 大切なのは「自社ならでは」のオフィスづくり 社員の「心」を解析すると幸せな働き方が見えてくる PR

特別企画、サービス