自社物件利用者の使用済みクリアファイルをレンタル傘に再生 リサイクル意識高める新施策
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年03月13日

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東急不動産(東京都渋谷区)は3月10日、同社所有のオフィスビル入居企業から回収した使用済みクリアファイルを傘の柄に再生し、貸出傘として活用する取り組みを開始したと発表した。
このプロジェクトは、同社が推進する「環境で選ばれる商業施設・オフィスビルに向けたプロジェクト」の一環として実施される。不要となったクリアファイルを単なるごみとして廃棄せず、貸出傘へと再生し、入居企業のオフィスワーカーへのサービスとして還元するとともに、ごみの分別について意識を促すことが狙いだ。
資源循環と傘の製造技術、貸出サービスを掛け合わせて生まれた環境配慮の新サービス
使用済みクリアファイルの回収と再資源化は、アスクル(東京都江東区)が運営する「アスクル資源循環プラットフォーム」を活用した。
具体的には、2022年2月から2023年1月までの1年間に、東急不動産が所有するオフィスビル26物件の入居企業から、使用済みクリアファイル1,014kg(約5万枚相当)を回収。このうち250kgを傘の柄のリサイクル素材(再生ペレット)に変換して使用し、貸出傘の柄2,400本を製造、3月13日から25物件に対し貸出を開始する。
なお残り764kgについては、再生プラスチックとしてアスクルのプライベートブランド「Matakul」シリーズの素材に使用した。

リサイクル素材使用、パーツ交換で長く使える
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