秋の入社式でチーム内での助け合いを約束する「契りの会」など 星野リゾートのユニークな取り組み
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年10月07日

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星野リゾート(長野県北佐久郡軽井沢町)は10月6日、2025年秋の入社式を10月3日に実施したと発表した。秋に入社した107人の新入社員が、茨城県の「BEB5(ベブファイブ)土浦 by 星野リゾート」と、大阪府の「OMO(おも)関西空港 by 星野リゾート」の2拠点で行われた新入社員研修および入社式に参加した。
助け合いを約束する「契りの会」 チームで考える過程を経験する入社時研修など
入社式の恒例行事として、同社が2003年から続ける「契りの会」は、同社が社員に対して法律上の雇用関係だけではなく、ときには法律を越えて助けることを約束するとともに、一方の新入社員は、これからの研修を通して学ぶ組織の文化に寄与するという意味が込められている。
同会の内容はまず、同社代表の星野佳路氏や配属施設のスタッフが、新入社員向けに応援メッセージと歓迎の川柳を送る。新入社員はこれに応じる返歌を詠んだのち、布に一人ひとりが思いを込めながら手形を押し、入社への意気込みを表現するという行事だ。

また、同社では入社タイミングで参加する研修を「Camp」と呼ぶ。新入社員研修「Warm-up Camp」では毎年テーマを決め、答えのない問いについてチームで考える過程を経験することで、長期的に競争力を維持できる自立した組織を目指す。2025年のテーマは「CAMP!CAMP!!CAMP!!!」で、新入社員たちは自ら考え、ディスカッションを重ねながらチームで仕事をすることの楽しさや難しさを学んだ。
自律的なキャリア形成を支援する、星野リゾート独自の制度
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