仕事のパフォーマンスが半減? 実態調査が示す「見えない生理のつらさ」、展示会で可視化へ
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年07月10日
ツムラ(東京都港区)は7月9日、「生理に関する意識と実態調査」の結果を公表した。それによると、生理・PMS(月経前症候群)に伴うつらさが日常生活に影響する人の91.9%が、「そのつらさが人によって異なることを知ってほしい」と考えていることが明らかになった。
調査は、全国の20〜69歳の男女3000人を対象に実施された。生理を経験したことのある人のうち、68.5%が生理・PMSによる不調を「隠れ我慢」していると回答した。
パフォーマンスは平均で半減 「眠気」など理解されにくい症状も
生理・PMSは多様な症状を伴い、業務や生活のパフォーマンスにも影響を及ぼす。生理・PMSによるつらさが日常生活に影響すると答えた869人に、通常時のパフォーマンスを100%とした場合の影響を尋ねたところ、平均で51.8%まで低下していた。「立っているのもつらく、寝込んでしまう」と回答した人では28.7%まで低下しており、症状の程度により影響が大きく異なることが示された。
また、生理・PMSの主な症状について知っていることを調査対象者全体に尋ねたところ、「イライラ感」(50.1%)、「腹痛」(41.6%)、「情緒不安定」(37.7%)、「疲れ・だるさ」(33.4%)、「腰痛」(30.9%)が多く挙げられた。
一方で、生理・PMSのつらさが日常生活に影響すると答えた当事者が「理解されにくい」と感じる症状には、「イライラ感」、「情緒不安定」、「眠気」が多く、当事者の感じているつらさと、周囲の認識との間にギャップが存在することが浮き彫りとなった。
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