「暑さで仕事に影響あり」 会社の熱中症対策に7割が「不十分」、具体的な対策は
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年08月21日
医療機器の製造・販売を行う日本シグマックス(東京都新宿区)は8月18日、暑熱環境下で働く5438人を対象に行った「職場での暑さ対策に関する実態調査」の結果を発表した。調査によると、8割近くの人が「暑さによって仕事に影響が出ている」と回答。休憩を頻繁に取ることで作業時間が減少したり、熱中症もしくは似た症状が発症したりするなど、仕事の効率低下に加え健康にも影響が及んでいることがわかった。
また、企業(職場)の暑さ対策については、7割以上の人が「実施していない」または「実施しているが不十分」と感じており、さらに6割以上の人が「個人で暑さ対策を追加実施している」ことが明らかになった。
調査では、企業や個人が具体的にどのような暑さ対策を実施しているか、また、試してみたい暑さ対策のアイテムなどについても聞いた。
職場の暑さは、健康管理だけでなく、業務効率にも悪影響
暑熱環境下で働く人(N=5438人)に対し、「仕事効率への影響」について質問したところ、全体の4分の3を超える77%が「影響がある」と回答した。
また「影響がある」と答えた人に、影響はどの程度かを聞いたところ、35.5%が「熱中症もしくは似た症状の発症」があると回答したほか、「休憩を頻繁に取ることによる作業時間の減少(39.5%)」、「集中力などの低下(38.1%)」という意見も多く寄せられた。
仕事環境における暑さ対策では、働く人の健康管理だけでなく、業務の生産性向上でも課題となっていることがわかった。
企業側の暑さ対策は「本気度が足りていない」「効果的な対策を打てていない」
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