旭化成、ラーニングコミュニティで新入社員のキャリア不安が軽減、学習時間も3.5倍に
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年08月07日
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旭化成(東京都千代田区)は8月6日、若手社員の人財育成施策の一環として、2023年6月から新入社員を対象としたラーニングコミュニティ「新卒学部」を実施した結果、学習時間が前年度の新入社員に比べて約3.5倍に伸びたと発表した。
また、コミュニティで学習を進めることで、主体的に学ぶ習慣が付くとともに、常に新しいことを学ぼうとする姿勢により成長実感が得られるようになり、キャリア不安を軽減する効果があったことを明らかにした。
ラーニングコミュニティ「新卒学部」でゼミを実施、1万以上のコンテンツで学習できる
「新卒学部」は、新卒社員の成長を同期同士のつながりで支援する学び合いのコミュニティ。キャリアに対する価値観や個人の志向を踏まえて所属するゼミを選択し、約9か月間、似たような興味・関心事を持つ同期とともに学ぶ。各ゼミでの学習には、2022年に導入した同社e-Learningシステム「クラップ」を活用した。
クラップは、従業員のリスキリングを促進するため、2022年12月に導入したe-Learningシステムだ。経営知識、語学、プログラミング、マーケティング、マネジメントなどさまざまな分野について、社内外の約1万1500の幅広い教育コンテンツから学ぶことができる。
「新卒学部」は、2023年6月に開始してから9月までの4か月間、「アドベンチャーゼミ」「プロフェッショナルゼミ」「クリエイティブゼミ」「ワークハックゼミ」の4つのゼミを実施。どのゼミを選ぶかは、キャリア診断の結果を参考にして新入社員が自ら選択した。
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