若手社員が選ぶ、チームワークに優れた日系大手企業の特長とは? 上位企業ランキングも紹介
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オープンワーク(東京都渋谷区)は9月21日、20〜30歳代の新卒入社の社員が選ぶ、チームワークに優れた日系大手企業のランキングを発表した。設立50年以上の日系大企業に勤めている、新卒で入社した20歳代から30歳代の社員による会社評価レポート約75000件の中から、「風通しの良さ」「社員の相互尊重」に言及した部分を集計し、ランキング化した。
上位30社では「メーカー・商社」が最多で11社。そのほか、「不動産・建設」「IT・通信・インターネット」業界などの企業が名を連ねた。
年功序列、ジョブローテーションでも「風通しがいい」「お互いを尊重できる」
同調査では、同社が運営する転職・就職のためのプラットフォーム「OpenWork」に投稿された口コミのうち、「設立50年以上・従業員1000人以上の日系企業」に対して、新卒入社した20歳代から30歳代の現職社員が「チームワークに優れている」と評価した企業に対するレポート7万5038件を集計している。
「風通しの良さ」「社員の相互尊重」について5点満点で評価したところ、上位30社の平均スコアは10点満点中の7.62点となり、全企業平均(6.66)に比べ、1ポイント以上上回る結果となった。
2023年6月に政府が発表した「経済財政運営と改革の基本方針2023(骨太の方針)」では、退職金の課税制度を見直す方向が打ち出され、成長産業への労働移動を円滑にする動きが見られる。
同社では、口コミの中には「和気あいあいとした雰囲気は時代の流れに反していると思う部分もある」「昔ながらの飲み会文化が残っている」などの指摘もあったとしながらも、社員の結束力の強さやジョブローテーションといった人材の育成方法など、伝統的な日系大手企業が築いてきた強みが、若手の成長を促し、働きがいにも直結されていると指摘する。
「新しく着任した人がなじみやすい」「上下のしがらみがない」「伝統があるのに挑戦をよしとする文化」みんなが知ってるあの企業の特長は?
同調査の上位30企業は以下の通り。
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