自社専用の生成AIでリスク回避、安心・安全に KDDIが体制・環境整備し実務活用スタート
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年05月26日

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KDDI(東京都千代田区)は5月25日、生成系AIを活用した自社専用のAIチャットサービス「KDDI AI-Chat」の業務利用を開始したと発表した。
社内用AIチャットサービス、企画業務のリサーチ、アイデア出しなどに活用
自社のAIチャットサービスの利用で、同社社員のうち約1万人が安心・安全な環境でAIサービスを業務利用することができるようになる。具体的には以下のような取り組みでAIサービスを業務に活用する。
- 企画業務でのリサーチやアイデア出し
- クリエイティブ業務支援
- 文書作成支援
昨今の生成系AIを取り巻く環境が急激に変化している。こうした背景を受け、データドリブン経営やファーストパーティデータのビジネス活用を推進できる体制の構築を進めているKDDIでは、生成系AIの「機会とリスク」を認識し、ビジネス革新につなげるためにAIチャットサービスを導入することとした。
KDDIは今後、AIチャットサービスの活用に伴う社員によるさまざまなユースケースを検証していくことで、社員のAIスキル向上、業務効率の最大化、生成系AIを活用したビジネス展開につなげていきたい考えだ。また、今後、AIチャットサービスの利活用を通じてKDDIグループやパートナーとの協働、教育プログラムの新設などを行っていくことで、AIの可能性を広げ、ビジネス展開を推進していく方針。
生成系AIを活用するためのKDDIの社内の取り組みとは
KDDIはAIチャットサービスの導入に伴い、以下のような取り組みを社内で進めている。
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