仕事と介護は両立できる

仕事と介護は両立できる【第1回】なぜ、家族だけの介護は失敗するのか

NPO法人となりのかいご  代表理事 社会福祉士/介護支援専門員/介護福祉士 川内 潤
最終更新日:
2018年04月12日

初めまして。NPO法人「となりのかいご」代表理事の川内潤です。「家族を大切に思い一生懸命介護するからこそ虐待してしまうプロセスを断ち切る」ことをミッションに、誰もが自然に家族の介護に向かうことができる社会の実現を目指して日々奮闘しています。

私は自著『もし明日、親が倒れても仕事を辞めずにすむ方法』や介護セミナーなどで必ず「介護のために仕事を辞めてはいけない」「仕事を続けることこそ親孝行」という話をしています。親の介護と仕事はてんびんにかけなくてもよいのです。実際にどうすればそれを実現できるかについて、これからお話しできればと思っています。

「自分で全部やらなきゃ」という思い込みを捨てる

「介護は突然やってくる」という話をよく耳にしますが、ほとんどの場合、過去の病歴や日常生活の中に介護の予兆は存在します。しかし、家族にはそれが見えない。「見えない」というより、「元気でいてもらいたい」という思いから気付けないでいるのです。

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著者プロフィール

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NPO法人となりのかいご  代表理事 社会福祉士/介護支援専門員/介護福祉士
川内 潤

プロフィール
1980年生まれ。上智大学文学部社会福祉学科卒業。 老人ホーム紹介事業、外資系コンサル会社、在宅・施設介護職員を経て、2008年に市民団体「となりのかいご」設立。 2014年に「となりのかいご」をNPO法人化、代表理事に就任。 ミッションは「家族を大切に思い一生懸命介護するからこそ虐待してしまうプロセスを断ち切る」こと。誰もが自然に家族の介護に向かうことができる社会の実現を目指し日々奮闘中。
著書
もし明日、親が倒れても仕事を辞めずにすむ方法(ポプラ社)

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