休日の「生活リズムの乱れ」が月曜朝の心血管疾患の原因に 早大研究グループ発表

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年07月25日
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早稲田大学スポーツ科学学術院の中村 宣博助教と谷澤 薫平准教授らの研究グループは7月21日、一過性の社会的時差ボケが早朝の血圧を過度に上昇させ、月曜日の朝に心血管疾患が起こりやすい理由の一端を担っている可能性があると発表した。

一過性の社会的時差ボケが月曜の早朝血圧を増大

休日に遅く起きたり夜更かししたりするなどして、平日と休日の生活リズムが数時間ずれることで、休日の生活リズムが乱れ、平日の生活リズムとの不調和が起きる「社会的時差ボケ」。今回の研究では、一過性の社会的時差ボケが早朝血圧に及ぼす影響を調査した。

社会的時差ボケの図解(同研究グループ提供)
社会的時差ボケの図解(同研究グループ提供)

調査の対象となったのは、平日と休日の生活リズムがほとんど変わらない(社会的時差ボケ2時間未満)の若年男性20人。対象者には以下の2つの生活パターンを作り出した。

  • あえて休日に2時間以上の社会的時差ボケを作り出して生活する
  • 平日と同様の生活リズムで休日を過ごす

その上で、研究グループでは休日前後の金曜日と月曜日の早朝血圧を評価した。また、早朝血圧に影響する動脈硬化度や自律神経指標も測定した。

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