小芝風花さん「荷主企業はトラック運転手の待ち時間削減を」 働き方改革動画第2弾
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年08月04日

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厚生労働省は7月28日、運輸業や建設業の働き方改革への理解を求めるために、俳優の小芝風花さんを起用したPR動画シリーズ「はたらきかたススメ」の第2弾を公開した。
動画では「働き方改革コンダクター」を務める小芝さんが、建設業や運輸業が抱える課題や、働き方改革の実現に向けて協力が必要なポイントを伝えている。第2弾は「トラック編」で、荷主(荷物の持ち主、発送元企業、受け取り先企業)向けに、トラックドライバーの荷物の積み込み・積み下ろしに関する待ち時間を削減するよう呼び掛けている。
今後は8月、9月にかけて「バス編」「建設業編」が公開予定。
トラック運転手の待ち時間、荷主が対応しなければ「2030年度に34%輸送能力が不足」
2024年4月から、建設業で働く人やトラック・バス・タクシードライバーに、時間外労働の上限規制が適用される。動画シリーズ「はたらきかたススメ」は、これらの業種の労働環境改善に向けて、発注者などへ協力を求めるもの。

残業が多くなってしまう要因は「個々の事業者の努力だけでは解決できない」
動画では、トラック運転手に過労死が多いこと、労働時間がほかの業種に比べ年間400時間長いという統計を示す。そのため、これまで労働時間の上限がなかったトラック運転手に上限時間を設けること、労働時間の削減のために荷物の積み込み、積み下ろしにかかる待ち時間の削減に協力するよう、呼び掛けている。
トラック運転手の待ち時間は直接荷主企業に影響がない、という声に対しては、荷主が対応しなければ2030年に約34%の輸送能力が不足すると指摘、運送業者と発送側、受け取り側双方の荷主企業の協力を訴える。
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