経産省と東証、初の「SX銘柄」15社を発表 企業のSXへの取り組みがわかるレポートも公開

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年04月24日
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経済産業省と東京証券取引所(東証)は4月23日、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を通じて企業価値向上を実現する15社を「SX銘柄」として選定、発表した。また同日、今回SX銘柄に応募した159社の傾向や、選定された企業の特徴を分析した「SX銘柄2024レポート」を公開した。

「SX銘柄2024」は15社

「SX銘柄2024」は、東証に上場する企業のうち、「企業のサステナビリティ(持続的な企業価値創造)」を「社会のサステナビリティ(事業リスク・事業機会)」に同期化、向上させている企業を選定した。選定された企業は以下の通り。

  • 味の素(2802)(東京都中央区)
  • オムロン(6645)(京都市下京区)
  • キリンホールディングス(2503)(東京都中野区)
  • KDDI(9433)(東京都千代田区)
  • 第一三共(4568)(東京都中央区)
  • ダイキン工業(6367)(大阪市北区)
  • 東京エレクトロン(8035)(東京都港区)
  • 東京応化工業(4186)(川崎市中原区)
  • 日本航空(9201)(東京都品川区)
  • 日立製作所(6501)(東京都千代田区)
  • 富士フイルムホールディングス(4901)(東京都港区)
  • ブリヂストン(5108)(東京都中央区)
  • 三井物産(8031)(東京都千代田区)
  • 明治ホールディングス(2269)(東京都中央区)
  • ユニ・チャーム(8113)(東京都港区)

「SX銘柄2024レポート」では、企業のSXへの取り組みを5つのポイントで整理

SX銘柄2024レポートでは、応募企業の傾向を、価値協創ガイダンス2.0を基にした選択式項目別に分析している。レポートで現れた特徴と課題は以下の通り。

特徴1:SX銘柄企業は、目指す姿をバックキャスティング・フォアキャスティングから特定できている

応募企業の92%が重要課題(マテリアル・イシュー)を特定しているが、ビジネスモデルの設定や差別化要素まで特定できているかになると、全体の3割以下に落ち込む。

バックキャスティングやフォアキャスティングを行って企業の目指す姿を特定しているのは、SX銘柄企業で約4割、応募企業全体では約1割にとどまる。

特徴2:SX銘柄企業は、サステナビリティ課題のルール形成へ戦略的に参画する

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