産学共同研究プロジェクトの参加学生を修士修了時点で採用、博士号取得を支援 島津製作所
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年04月24日

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島津製作所(京都府京都市)は4月21日、修士課程修了時に採用した学生を引き続き社員として産学共同研究に従事させ、博士号取得を支援するプロジェクトを発表した。博士レベルの人材獲得と社会実装を推進するリーダーの育成が目的で、学費は同社が負担し、給与や福利厚生を含めて支援する。
これに先立ち、3月20日には、大阪大学と産学共創を通じた科学・技術力向上や人材育成、社会貢献を目的とした連携推進協定を締結した。
産学共同ラボに参加した修士学生をリクルート 対象研究の範囲も人文社会科学系へ拡大
今回発表された「REACHプロジェクト」は、同社と大阪大学で2021年4月から推進する「REACHラボプロジェクト」を発展させたもの。社員を派遣している研究室に所属しながら、同社への就職を希望し指導教員の推薦を受けた学生を前期課程修了時に採用し、研究継続と博士号取得を支援する。
同プロジェクト発足に伴い、大阪大学・島津分析イノベーション協働研究所を大阪大学IoC(Industry on Campus、Internship on Campus)プラザの新棟に移転、拡張する。また、対象研究の範囲を従来の理系から、文理融合分野、人文社会科学系へも広げることも発表された。
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