完璧主義で真面目な女性ほど陥りやすい? 女性管理職への「見えない壁」について対話会で討議
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年12月04日
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キャリアデザインセンター(東京都港区)は12月3日、NTT東日本(東京都新宿区)のデジタル革新本部が主催した女性対話会に登壇し、女性管理職の「見えない壁」について議論を交わしたことを明らかにした。
対話会では、女性社員が管理職をためらう理由や、キャリアアップにおいて直面する「見えない壁」の正体について討議。その要因として、女性社員が持つ管理職への意識ギャップがあると指摘している。
経験者の8割が「なってよかった」 女性管理職をためらう理由
女性の約7割が「責任が重い」「ハードワーク」を理由に管理職をためらう一方で、実際に管理職を経験した女性の約8割が「なってよかった」と回答していることが、キャリア転職の専門情報サイト「女の転職type」のアンケート調査で示されている。対話会に登壇した「女の転職type」編集長の小林佳代子氏は、この管理職への意識ギャップの背景に「インポスター症候群」(自分の成功を素直に認められない傾向)があると指摘。完璧主義で真面目な女性ほど陥りやすいと言われており、これが「見えない壁」になってしまっていると説明した。
自信を持つための具体的な視点転換法として小林氏は、完璧主義により、できなかったことばかり見てしまうときは、上司の評価や周囲のモチベーション向上といった、仕事を通じた成長に目を向けることなどをアドバイスした。
「上司は万能でなくていい」権限委譲を積極的に行うことなどをアドバイス
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