若手社員の価値観、入社後に変わる傾向 ワークライフバランスを重視する20〜30歳代の労働者

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年12月04日
photoAC_30751716_20241204

識学(東京都品川区)は12月3日、20歳代~30歳代の社会人を対象とした「『働く環境』に関する調査」の結果を公表した。調査では、若手社員が就職活動時に重視していたポイントと、就職後に求める環境が大きく変化していることが明らかとなり、その背景には企業と若手社員との間に埋めがたい価値観のギャップが存在する可能性が示唆された。

入社後に変わる価値観 重視される「ワークライフバランス」

新卒時に最も重視されていたのは「業務のやりがい」(28.1%)であり、次いで「福利厚生の充実」や「ワークライフバランスの充実」という結果であった。しかし、入社後、実際に働いている中で重要と感じる環境では「ワークライフバランスの充実」(34.5%)が最も高く、続いて「福利厚生の充実」、「業務のやりがい」(17.9%)が挙げられた。

新卒就活時に企業を選ぶ際、最も重要視していたこと(単数回答、n=638)
新卒就活時に企業を選ぶ際、最も重要視していたこと(単数回答、n=638)
現在働く中で最も重要だと感じる環境(単数回答、n=638)
現在働く中で最も重要だと感じる環境(単数回答、n=638)

「就職前と後で求める環境が変わった」と回答した若手社員は42.5%に上り、そのうち77.1%が「転職を考えたことがある」としている。多くの若手社員が、実際に働く中で理想と現実のギャップを感じ、職場を離れる選択肢を視野に入れている現状が浮き彫りとなった。

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

プロフィール

logo@4x


月刊総務オンライン編集部

「月刊総務オンライン」では、総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つニュース、コラムなどを平日毎日発信しています。また、「総務のマニュアル」「総務の引き出し」といった有料記事や本誌『月刊総務』のデジタル版「月刊総務デジタルマガジン」が読み放題のサービス「月刊総務プレミアム」を提供しています。


関連記事

  • レンタカーの安全運転管理も可能! コストを抑え、車両管理にかかわる日常業務の負担を減らす方法 PR
  • 食で社員を応援! 総務が値段を決められる自由さがポイント。豊富なアイテムがそろうミニコンビニ PR
  • 何となくで選んでない? 実は重要なオフィスの「照明」。空間に合った明るさや色味が与える効果 PR

特別企画、サービス