若手社員の価値観、入社後に変わる傾向 ワークライフバランスを重視する20〜30歳代の労働者
月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年12月04日
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識学(東京都品川区)は12月3日、20歳代~30歳代の社会人を対象とした「『働く環境』に関する調査」の結果を公表した。調査では、若手社員が就職活動時に重視していたポイントと、就職後に求める環境が大きく変化していることが明らかとなり、その背景には企業と若手社員との間に埋めがたい価値観のギャップが存在する可能性が示唆された。
入社後に変わる価値観 重視される「ワークライフバランス」
新卒時に最も重視されていたのは「業務のやりがい」(28.1%)であり、次いで「福利厚生の充実」や「ワークライフバランスの充実」という結果であった。しかし、入社後、実際に働いている中で重要と感じる環境では「ワークライフバランスの充実」(34.5%)が最も高く、続いて「福利厚生の充実」、「業務のやりがい」(17.9%)が挙げられた。
「就職前と後で求める環境が変わった」と回答した若手社員は42.5%に上り、そのうち77.1%が「転職を考えたことがある」としている。多くの若手社員が、実際に働く中で理想と現実のギャップを感じ、職場を離れる選択肢を視野に入れている現状が浮き彫りとなった。
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