25卒・26卒、オープンカンパニー後の早期選考に賛否両論 インターン制度への理解はこれから
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年08月07日

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インタツアー(東京都港区浜松町)は8月3日、2025年、2026年卒業の学生を対象にインターンシップについてのアンケート調査を実施、結果を発表した。
2022年6月、経済産業省・文部科学省・厚生労働省の「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方(通称:三省合意)」が改正され、2025年卒業以降は一定の基準に達した取り組みのみを「インターンシップ」と定義し、企業は参加した学生の情報を採用活動に利用できるようになった。
同調査では、インターンシップのルール変更の認知と一部の企業に見られる早期選考などについて聞いた。
インターンシップ制度変更「知っている」学生は4割にとどまる
対象の学生(N=558)に、インターンシップの制度変更について知っているかどうかを聞いたところ、「知っている」と答えた学生は41.0%にとどまった。

制度変更と就活への影響 大学からの広報は進むが、学生への認知浸透はこれから
「知っている」と回答した学生に対し、情報をいつどこで知ったかを聞いたところ、「大学からの情報で知った学生」が60.0%と多数を占めた。知った時期では、「2023年4月に知った学生」が38.5%で最多だった。大学で周知がはかられているものの、学生にルール変更があまり認知されていないことがわかった。
なお「変更点をきちんと把握できている」と回答した学生は51.5%で、調査に回答した学生全体の21.1%が変更点を含め理解していた。制度変更を把握した理由としては、「自分で情報収集をして補った」「以前のルールがどうだったかわからない」などの回答が寄せられた。
同調査は、変更があったことは知っているものの、就職活動にどういった影響が起きるのか認知できている学生は少数であると推測している。
ルールに従わない早期選考、どう思う? 学生の本音は
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