TOEICから税理士試験まで 高千穂交易が99種の資格取得に最大53万円の奨励金を支給
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年08月10日

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高千穂交易(東京都新宿区)が8月9日、社員のリスキリングをあと押しするため、奨励金を支給する資格を99種に拡大したことを発表。奨励金の額をアップしたことも明らかにした。
資格のランクに応じて一時金や月次支給額を決定
改定後の資格取得奨励金支給制度では、対象となる資格を、従来の48種から大幅に増やした。資格を5つのランク(ベーシック、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ)に分類。最高位のプラチナ資格を取得した場合、最大53万円が支給される。
まず、資格取得時には、ランクに応じて1万円から5万円の一時金を支給。取得後は、ランクに応じて3000円から2万円の月次支給を最長2年間付与する仕組みだ。さらに、受験や勉強にかかる費用も支給する(上限あり)。
奨励金支給の対象となる資格は、税理士や電気工事士、日商簿記検定やTOEICなど多岐にわたる。アンケートなどを通じて、社員の意見や要望を把握しながら、年に1度見直す予定だ。
背景にはデジタル人材の育成、ITパスポートの全社員取得を目指す
今後は、「MOSアソシエイト」と「ITパスポート」の全社員取得を目指し、積極的に取り組んでいく。能力やスキルの見える化のため、将来的には、資格保有者数をウェブサイトに掲載するという。また、資格取得者が資格取得のコツなどを共有するように、社員が持続的に、学びに対するモチベーションを維持できるような企業文化を醸成していく。
「MOSアソシエイト」は、Microsoft Officeの複数のアプリケーションについて、その利用スキルを証明するもの。ITパスポートは、ITに関する基礎知識を証明する国家試験。年間応募者数は年々増加しており、2022年は25万人を突破した。
継続的にスキルをアップデートするための学習環境を整備
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