現場が軽くなる。総務の「仕組み化」処方箋

「やってあげる」は組織のためにならない 「頼まれたら断れない」総務のタスクを激減させる方法

株式会社識学 増井 基博
最終更新日:
2026年04月14日

「頼まれたら断れない」「気付いたら自分がやっていた」 ―― 総務担当者なら一度は感じたことがあるのではないでしょうか。懸命に働いているのに、なぜかタスクは増えるばかり。実はその原因は、あなたの能力や努力不足ではありません。「役割の境界線」が曖昧なまま仕事が積み上がっている、組織構造の問題なのです。本記事では、組織マネジメント理論「識学」の考え方を基に、総務部門が本来の役割を取り戻し、タスクを根本から減らすための「役割と責任の再定義」をご紹介します。

総務が「下に見られる」という錯覚

「営業が会社の花形で、総務は裏方」 —— こんな空気が職場に漂っていませんか? 売り上げを直接生み出す営業部門が「上」で、総務はその支援に回るのが当たり前、という意識が組織の中に根付いていることがあります。しかし、組織内の部署は対等な位置関係にあります。営業部も総務部も、それぞれが会社から与えられた役割を果たすために存在しており、上下関係はありません。

ところが、「意識上の位置ズレ」が生じると、総務担当者自身が「私たちは支援部門だから」と過度に遠慮し、本来は営業や現場が担うべき仕事まで引き受けてしまいます。その結果、総務部が本当に果たすべき役割(社内ルールの整備、環境の整備、制度の運用など)がおろそかになっていきます。

タスクが減らない本当の理由は、あなたが「優し過ぎる」からではありません。組織の中で「位置のズレ」が起きているからです。

「やってあげる」が組織を弱くする

「困っている人がいたら助けるのは当然」 ―― その気持ち自体は、決して間違いではありません。ただし、組織の中における「やってあげる」には、注意が必要です。

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プロフィール

株式会社識学
増井 基博

大学卒業後に大手生命保険会社に入社。3年目にマネジャー、6年目に営業部長に昇進。4年間3つの営業部でそれぞれ15〜25人の営業職員のマネジメントを行う。その後、株式会社識学に入社。

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