2024年の企業の休廃業・解散件数は前年比で約1万件増加、2年連続 直近の損益悪化が原因
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年01月22日

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帝国データバンク(東京都港区)は1月20日、2024年に発生した企業の休廃業(休業・廃業)・解散動向について、調査結果を発表した。2023年に続き、2年連続の増加となった。
2024年休廃業・解散した企業は前年比・約1万件増 2年連続増
全国で休廃業・解散した企業(個人事業主を含む)は2024年は6万9019件で、2023年に比べ、9914件(16.8%)増と大幅に増加した。また、現行基準で集計を開始した2016年以降では、最多件数を記録した。

6万9019件のうち、「資産超過型」(保有資産の総額が債務を上回る状態での休廃業件数)の休廃業などは65.1%を占め、2016年以降で最高となった。また、「黒字」(休廃業する直前期の決算で当期純利益が黒字だった企業)は51.1%と、2016年以降で過去最低を更新した。これにより、2024年は、直近の損益悪化に起因した休廃業が多いことがわかった。
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