男性のセクハラ被害、3人に1人が経験 「告発するのが恥ずかしい」「信じてくれない」などの声も
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年11月21日
ウェブギフト(東京都豊島区)は11月20日、男性が受けた職場でのセクハラに関するアンケート調査の結果を公表し、男性の3人に1人が職場でセクハラを受けた経験があることがわかったと発表した。
一方でセクハラ被害の目撃は全体の2割程度にとどまり、被害者の半数が「誰にも相談していない」ことも調査結果から明らかになった。同社は「企業は『セクハラ被害者=女性』という固定観念を改め、男性被害者の声にも耳を傾けるべきだ」と指摘している。
「体を触られる」「性行為の強要」、男性セクハラ被害の実態
調査は10月22日から29日にかけて20歳代以上の男性を対象にインターネットのアンケート調査で実施し、300人から回答を得た。
職場でのセクハラを経験について、「ある」と回答した男性の割合は全体の30.7%に上った。
アンケートに寄せられた主なセクハラの内容は以下の通り。
- 体を触られる
- 性行為の強要
- プライベートなことを聞かれる
- 性的な質問をされる
- 「男なんだから!」といった性別を理由にした押し付け
- 容姿を馬鹿にされる
「体を触られる」では、「相談をしたときに、上司から肩を組まれたあとに下半身を触られ、抗議をしたら『冗談だよ』とごまかされた」(40歳代男性)、「女性上司を含めた飲み会でパンツ一枚でお酌を強要され、酔ってきてから股間を触られた」(30歳代男性)など、過度なボディタッチに不快感を覚えたといった回答が多く見られた。
また、「性行為の強要」では、「年上女性から、仕事の弱みを握られて性行為を強要された」(30歳代男性)など、社内での立場を利用して性的行為を要求するケースがあったほか、「プライベートなことを聞かれる」では、「既婚女性に、『なぜ結婚しないのか』をしつこく聞かれた」(60歳代以上男性)などの声が寄せられた。
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