再開発進む渋谷、スタートアップの街から「成長企業定着の街」へ 東急がオフィス立地ニーズ調査
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年12月09日
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東急(東京都渋谷区)は12月4日、企業のオフィス立地に関する意識調査の結果を公表した。100年に一度とも言われる再開発が進む渋谷エリアでは、大手企業による移転や拠点の集約・拡張が進み、「長く働くオフィスエリア」としての評価が高まっている。
「ビットバレー」再来 渋谷、スタートアップの集積地として再評価
調査によると、東京23区内にオフィスを構える企業(創業30年以内)の経営者や役員、管理職には、渋谷区は、クリエイティブ企業が集積するビジネスエリアとして認識されているという。回答者の過半数が、渋谷区は都心五区(千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区)の中で、最も「クリエイティブな街」「スタートアップ同士が交流しやすい街」「起業家・ベンチャーの街」というイメージが合うエリアだと答えている。
1990年代後半からIT系企業が集結し「ビットバレー」と称された渋谷には、スタートアップからメガベンチャーまで多様な企業が集まっており、帝国データバンク(東京都港区)の調査(2024年)でも、渋谷区は「新興・スタートアップ企業」の出現率において、東京23区内で最も高いスコアを出している(6.8%)。
オフィス延床面積拡大で、事業拡大後も居続けられるエリアへ
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