10年で女性管理職比率を38%、ママ比率は48% ナリス化粧品の女性活躍推進の取り組み

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年04月06日

ナリス化粧品(大阪府大阪市)は4月5日、同社における10年間の女性活躍推進の進捗状況を発表した。

同社は2012年、仕事と育児の両立をはかるための支援制度を大幅に改定。その結果、2023年3月末での女性の社員比率・管理職比率・女性管理職におけるママ比率は制度の導入以前と比較して、約2倍に増加。女性管理職比率は、第5次男女共同参画基本計画で掲げられた目標の30%を大きく上回る38%となった。

経済的支援とともに、時間の融通が効く働きやすい環境づくりを推進

同社の2012年の改定では、以下のような制度を開始した。

  • 3か月以上の育休取得者が復職する際の手当として、就学前の子供一人に対し月額2万円を支給する
  • 時短勤務の期間を、子供が小学校を卒業するまでに延長する
  • 通信教育支援として、育休中でも通信教育の費用を負担する
  • 育休期間を勤続年数に加算、社内報奨制度の対象とする

これらの取り組みにより現在は、制度を大きく導入する前の2012年3月末と比較して、社員の女性比率は、38%から57%に、女性管理職比率は、19%から38%に、女性管理職に占めるママ社員の比率は、21%から48%になった。

短時間勤務期間の大幅延長はママ社員に大好評

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