健康経営の盲点は「咀嚼」にあり 1.2兆円の医療費抑制と生産性向上、ロッテが最新知見を公開

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2026年01月20日

ロッテ(東京都新宿区)は1月19日、同社が参画する「むこと健康研究会」の第7回年会における講演動画の公開を開始した。

今回の年会では、人生100年時代における健康寿命延伸の鍵として「口腔こうくう機能(咀嚼そしゃく)」の維持に焦点が当てられ、医学・歯学・工学の専門家による最新の研究成果や、介護費抑制に関する経済効果の試算が発表された。

「オーラルフレイル」予防は第2の医療変革

基調講演および開会の辞では、口腔機能の軽微な低下を指す「オーラルフレイル」対策の重要性が以下のように強調された。日本における平均寿命と健康寿命の間には現在、約10年の乖離かいりがあり、この期間をいかに縮めるかが社会的な課題となっている。些細ささいな口の衰えを見逃さず、早期に対処して「噛む機能」を維持することが、全身の健康を守ると示唆された。

「第2の医療変革」への転換

代表理事である住友病院名誉院長・松澤佑次氏は、かつて自身が提唱した「メタボリックシンドローム対策」が労働世代向けであったのに対し、急増する高齢者への対応策として「オーラルフレイル予防」が不可欠であると定義した。

要介護・死亡リスクの増大

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