トリドールが「心的資本経営」を本格始動 「心」を起点とした新たな店長制度などを導入
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年09月18日
トリドールホールディングス(東京都渋谷区)は9月17日、人的資本経営をさらに深化させた独自の経営手法「心的資本経営」を、2025年9月より本格的に開始すると発表した。
「心的資本経営」は、従業員の「心の幸せ」と顧客の「心の感動」を両輪とした好循環を生み出すことを目的としたもの。具体的な推進施策として、従来の店長制度に代わる新たな役職「ハピカンオフィサー(丸亀製麺では「ハピカンキャプテン」)」制度を発表し、段階的にグループ全体へと展開する。
トリドールが提唱する「心的資本経営」とは
トリドールが新たに掲げる「心的資本経営」は、近年注目される人的資本経営をさらに深化させた独自の概念だ。
従業員の「心の幸せ」と、顧客の「心の感動」の両方を重要な資本と捉え、両者を満たし続けることで、唯一無二の事業成長を実現することを目指す。
この考え方の背景には、心が満たされた従業員の主体的な働きが、結果として顧客の感動体験を生むという循環がある。同社ではこのような状態が、離職率の低下や人材確保、教育コストの削減、地域貢献など、多角的な価値創出につながるとし、グループ全体の持続的成長の柱に据えている。
経営思想の実践モデル「ハピカン繁盛サイクル」が描く価値創造の循環
この経営思想の実践モデルとして、同社が定義するのが「ハピカン繁盛サイクル」だ。
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