施設・機器管理:CASBEE

最終更新日:2024年06月29日

「CASBEE」(建築環境総合性能評価システム)は、建築物の環境性能で評価し格付けする手法。省エネルギーや環境負荷の少ない資材・機材の使用といった環境配慮はもとより、室内の快適性や景観への配慮なども含めた建物の品質を総合的に評価するシステム。

CASBEEの特徴

建築物の環境に対する様々な側面を客観的に評価する目的から、以下の3つの理念に基づいて開発されている。

  • 建築物のライフサイクルを通じた評価ができること
  • 「建築物の環境品質(Q)」と「建築物の環境負荷(L)」の両側面から評価すること
  • 「環境効率」の考え方を用いて新たに開発された評価指標「BEE(建築物の環境性能効率、Built Environment Efficiency)」で評価すること

評価結果は、以下の5段階のランクが与えられる。

  • Sランク(素晴らしい)
  • Aランク(大変良い)
  • B+ランク(良い)
  • B-ランク(やや劣る)
  • Cランク(劣る)

評価は、対象となる建物の規模によって異なる評価ツールを用いる。

CASBEE-ウェルネスオフィスとは

CASBEE-ウェルネスオフィスは、建物利用者の健康性、快適性の維持・増進を支援する建物の仕様、性能、取り組みを評価するツール。建物内で執務するワーカーの健康性、快適性に直接的に影響を与える要素だけでなく、知的生産性の向上に資する要因や、安全・安心に関する性能についても評価する。

CASBEEは、2001年4月に国土交通省住宅局の支援のもと産官学共同プロジェクトとして建築物の総合的環境評価研究委員会を設立し、以降継続的に開発とメンテナンスを行っている。


CASBEEの詳細はこちらで確認できる。

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