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コラム

人事 / 人材育成 / リベラルアーツ

リベラルアーツ研修の方法論(その1)
〜さあ、リベラルアーツ/教養研修をはじめよう!(第7回)

2014年04月22日

こんにちは。リベラルアーツ研修の方法〜さあ、リベラルアーツ/教養研修をはじめよう!第7回です。

ここからのシリーズでは、数回に分けてリベラルアーツ研修の方法論を皆さんへご紹介したいと思います。今回のテーマは「企業内リベラルアーツ教育の種類」です。


企業のリベラルアーツ研修には大きく2つの種類があります。

(1)教養に触れ、知識をインプットすることを目的としたもの。
(2)知識のインプットではなく、知識を実際に使ってみることを目的としたもの。

(1)の例としては、古典を読む、日本史や世界史を学びなおす、時事問題についてジャーナリストから学ぶ...さらには、お茶(茶道)やお花(華道)を嗜んでみたり、お寺で座禅を組む...などといったものまで様々です。

(2)の例としては、あるテーマに従って...例えば「戦争の是非」や「貧困問題」を考えてみたり、「善とは何か」や反対に「何でもお金で買えるという見方は果たして正しいのか」など...について考えたり、グループで議論をする、などがあります。

リベラルアーツ研修といいますと、一般に(1)がイメージされやすいと思いますが、企業が費用を負担して研修を行う場合には(2)のタイプの研修を行うことが大切です。


★大切なのは「教養を学んでどうするか」★
なぜ、(2)のタイプが大切なのでしょうか?
それは「歴史や時事問題を知っただけ」では実務に役立ちにくいからです。

私たちは学者でもなく、評論家でもありません。
教養を身につけることは素晴らしいことであり、知識が増えることを何ら否定するものではありませんが、大切なのは「実業の人間として、教養を実務に生かしてはじめて意味がある」と考えることなのです。
そしてそれは、「教養を使って実際に考え、議論する」ことではじめて実務に生かす能力が身につくのです。


【これだけは覚えておこう】
★リベラルアーツ教育には「知識を浴びせることに軸足を置いたもの」と「知識を実際に使うことに軸足を置いたもの」がある。
★企業にとって大切なのは「単に知識が増える」ことではなく、学んだ知識が「実際に実務で役立つ」ことである。
★よって、リベラルアーツ研修を行うのであれば、単なる「自己啓発支援」以上の内容と効果があるものを実施すべきである。

時事問題に対する理解が深まっただけでは、知的好奇心が満たされたことに対する自己満足の域を出ません。皆さんの会社でも、是非「実業の人間として実業に役立つリベラルアーツ研修・教養教育」を行って下さい。

「さあ、リベラルアーツ/教養研修をはじめよう!」第7回、今回はこの辺で。次回をお楽しみに。

(本内容は、中沢努「仕事で使うための教養教育ーリベラルアーツ研修/教養研修の手引き」に加筆して作成されました)


<教養を高めるための資料ー読み物>
◆せいさつ(085)コギト・エルゴ・スム 懐疑なき人間は養殖魚 http://profile.ne.jp/w/c-46082/
◆12か月で学ぶ哲学用語 アリストテレスの「中庸の徳」http://profile.ne.jp/w/c-57656/
◆他 資料集 http://pws.prserv.net/pensee/3rd/

★お問い合わせやご質問、お気軽にどうぞ。http://j.mp/LNYGWy

中沢 努
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