総務のマニュアル職場における「見えない障がい者」支援

内部障がい者が職場に復帰するための準備・対応

株式会社 自分楽  代表取締役 崎山 みゆき
最終更新日:
2023年02月17日
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ここでは、職場復帰のために本人が準備するべきことを、7つのステップに沿って見ていきましょう。

職場復帰マニュアルに書かれていない本人の準備

まず、基礎知識として「両立支援のトライアングル」(図表1)という、職場復帰に対する考え方をご紹介します。労働者・事業場・主治医の三者のコーディネートをする人材として「両立支援コーディネーター」があり、厚生労働省所轄の独立行政法人労働者健康安全機構(JOHAS)が養成講座を開いています。自分が支援を受けやすくするために勉強することも有益です。

図表1:両立支援のトライアングル

図表1:両立支援のトライアングル
(※画像クリックで拡大)

職場復帰支援については、厚生労働省などからも、いくつかのマニュアルや考え方が出ていますが、大半はメンタルヘルス疾患とがんの方のためのものです。

下記は、「中途障がいの内部障がい者」という視点から作成した職場復帰プログラムです。筆者が心不全で内部障がい者となり仕事に復帰したという実経験と、独自のヒアリング調査を踏まえて作成したものです。障がいの種類や入院期間によって、アレンジをしてみてください。

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著者プロフィール

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株式会社 自分楽  代表取締役
崎山 みゆき

一般社団法人 日本産業ジェロントロジー協会代表理事。両立支援コーディネーター。2021年より内部障がいのため、障害等級1級。2000年より大学院にてジェロントロジーを学び、中高年のキャリア開発に取り組む。産業ジェロントロジーの第一人者。内閣官房、東京都などで講師、研修企画に従事。日本放送協会、テレビ東京、産経新聞など取材多数。著者に『シニア人材マネジメントの教科書』(日本経済新聞出版社)、『60歳新入社員の伸ばし方、活かし方』(労働調査会)、『ジェロントロジーで学ぶ 40代、50代からの働き方』(日経BP)などがある。

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