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ここでは、内部障がい者に対する職場における配慮の仕方について、ハード・ソフトそれぞれの面から見ていきましょう。
内部障がい者の悩み
さまざまな配慮を考える前に、まず内部障がい者の方たち特有の悩みを知ることが必要です。「見た目からわからない」ということに起因します。知らずに施策を講じると、企業側の押し付けになってしまいます。ここで、内部障がいを抱えながら働く当事者の声を紹介します。制度を整える前に、内部障がいに対する認知度や理解度を上げることが必要です。
内部障がいを抱えながら働く当事者の声
- 「障がいがある」と、仕事上の評価を低くされた。
- 市役所で障がい者採用の願書をもらうことができなかった。
- 体調が悪くなったときに上司に相談したところ、理解してもらえず、心不全が重症化して入院・休職した。
- 内部障がいの易疲労を理解してもらえない。
- 外見からわからないので、健常者と同等に仕事をするように要求される。
- 就労を希望する際に、企業側から「心臓病の人は怖いから」と断られた。
- 職場で身体に負担のかかる仕事を断ると、「障害者手帳という印籠があるからいいよね」と嫌味をいわれる。
- 階段をゆっくり上ると、嫌な顔をされる。
- 見た目がなんともないため「車いすマークの駐車場を使うな」と怒鳴られた。
- 小腸機能障害で障がい者用のトイレを使っていたら「車いすでないのに、使うな」といわれた。
- オストメイトだが、トイレ使用時に「長い」と大きな声で怒鳴られた。
- 身体の状況に合う仕事をしたい。変えてもらいたいが、ポジションがない。
- オストメイトなので、お客さまに納品するとき障がい者用の駐車場に止めたところ「ここは障がい者用のなのだから、業者さんは止めないでください」といわれ、会社にもクレームの電話を入れられた。その場で理由をいいたかったが、外見が元気であり相手がお客さまなので、いい返すことができなかった。
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