老舗みそメーカーのマルコメ、DXで年間約1万5000枚の削減に成功 作業工数も100時間削減

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年09月06日
illustAC_2166647_20230906

ラクス(東京都渋谷区)は9月5日、老舗みそメーカーのマルコメ(長野県長野市)の事例を発表。同社が提供するクラウド型経費精算システム「楽楽精算」を導入し運用を開始したことで、年間約1万5000枚発生していた経費精算の紙書類がゼロになり、会社全体の紙書類の60%が削減される見込みと報告した。

毎月の申請にかかる作業時間を約100時間削減

マルコメによると、同社の営業担当者は商談用のサンプル購入や外出時の駐車場代の領収書、出張費用の精算が多く、日常的に経費精算を申請していた。申請のたびにシステムに受領日・金額・取引先などを入力する必要があり、書類の紛失リスクもあったという。

また、経理担当者からは「郵送されてくる大量の紙書類の確認やファイリングに時間がかかる」「紙書類の保管や保管スペースの確保に工数が必要」などの声が聞かれていた。

同経費精算システムは、AI−OCR(AIを活用した光学文字認識技術)により、領収書を簡単に読み取ることができ、ペーパーレス化に貢献する。専用アプリから領収書を撮影すると、領収書内の金額、取引先や受領日を自動でデータ化。データはそのまま申請に利用できるため、手入力の手間・ミスが削減される。

同システムを導入したことで、申請時の入力の手間を削減、紙の申請書の提出も不要となり、申請者の作業工数が大幅に軽減した。これにより、会社全体で毎月の申請にかかる作業時間は約100時間削減できる見込みだ。

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

著者プロフィール

g-soumu-editors-portrait-webp


月刊総務 編集部

パンデミック、働き方の変化、情報技術への対応など、今、総務部門には戦略的な視点が求められています。「月刊総務オンライン」は、そんな総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つ情報の提供を中心にさまざまなサービスを展開するプラットフォームです。


関連記事

  • 「働きがいのある会社」トップ企業のハイブリッドワークの形 戦略総務を実現できるデバイスとは? PR
  • コスト削減だけじゃない! 働き方が変わり、コミュニケーションも生まれる「照明」のすごい効果 PR
  • 災害への備えは平時から。企業の防災担当者を強力にサポートする東京都のサービスとは PR

特別企画、サービス