13.5%が「関与・目撃したことがある」職場の不正、その背景にあるものは パーソル総研調査

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年05月09日
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パーソル総合研究所(東京都港区)は4月28日、全国の就業者(雇用者、自営主、家族従事者からなる「従業者」と仕事がありながら休んでいる「休業者」の合計)を対象に実施した「企業の不正・不祥事に関する定量調査」の結果を発表した。

調査は全国20~69歳の就業者男女4万6465人を対象に実施。13.5%が「不正に関与したことがあるか、見聞きしたことがある」と回答した。

不正の関与・目撃率
不正の関与・目撃率(出所:パーソル総合研究所「企業の不正・不祥事に関する定量調査」)

サビ残や組織的いやがらせ 不正が多く見られたのは労務管理上の問題

不正の関与、目撃の経験でもっとも多かったのは「労務管理上の問題」で「サービス残業が日常的に発生している」など、以下のような不正への関与、目撃が多かった。

  • サービス残業が日常的に発生している 63.8%
  • 基準を超えた長時間労働が長い間、継続している 54.4%
  • 特定の従業員に対する組織的な嫌がらせやハラスメントが生じている 48.1%
  • 認められていない業務の持ち帰りが日常的に発生している 37.5%
  • 業務に関連する怪我や病気が多発する 25.3%
  • 実際には出張の事実がないにもかかわらず、架空の出張を申請している 22.0%

背景には長時間労働や不明確な目標設定、成果主義・競争的な風土など

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