AMH検査の費用補助や男性育休あと押し サーキュレーション、妊娠・出産・育児と仕事の両立支援

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年11月26日
ogp20241126hi_1

サーキュレーション(東京都渋谷区)は11月25日、同社が実施している従業員のさまざまなライフプランに寄り沿う福利厚生の取り組みについて明かした。同社では、従業員が妊娠・出産・育児といったライフイベントを安心して迎えることができるように制度を整備。AMH検査(卵巣予備能検査)の費用補助を3年連続で実施しているほか、男性の育児休暇の取得も推進しており取得率は大幅に増加している。

AMH検査費用は累計47人が利用、育休パパ体験は冊子で配布

AMH検査とは、卵巣の中に残っている卵子の量を調べるための血液検査。同社が実施しているAMH検査の費用補助では受診費用を上限5000円まで負担する。対象者は、従業員のほかに、派遣社員や業務委託者、業員のパートナー(事実婚および婚姻関係のないパートナーなども適用可)。2022年に制度を開始してから2024年までに累計で47人が利用している。

「先輩パパの育休体験」の具体例部分をアップデート

こうした制度のほかにも、2022年9月には「CIRCULATION Parental leave rules-産休・育休ガイドブック-」を公開。同社の人事担当者自身が実際に妊娠・出産を迎える際に、情報が不足したりわかりにくかったりした経験を踏まえ、従業員にはそのようにわかりにくさを感じず安心してほしいという思いを込めて作られたという。同ガイドブックでは今回新たに、「先輩パパの育休体験」の具体例部分をアップデートした。

「CIRCULATION Parental leave rules-産休・育休ガイドブック-」では新たに「先輩パパ体験記」に具体例を追加
「CIRCULATION Parental leave rules-産休・育休ガイドブック-」では新たに「先輩パパ体験記」に具体例を追加(※画像クリックで拡大)

同社はこれらの取り組みを進めた結果、育休を取得する男性従業員が増加。2021年7月期時点では33.3%だった男性育休の取得率は、2024年7月期には71.4%まで増加した。

同社では、2025年4月に「改正育児・介護休業法」の改正などを見据え、継続的に育児や介護と、仕事を両立できる環境を整備していく方針。

育児中は働き方の選択が可能 配偶者の定義に事実婚・同性婚を追加

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

著者プロフィール

g-soumu-editors-portrait-webp


月刊総務 編集部

パンデミック、働き方の変化、情報技術への対応など、今、総務部門には戦略的な視点が求められています。「月刊総務オンライン」は、そんな総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つ情報の提供を中心にさまざまなサービスを展開するプラットフォームです。


関連記事

  • エンゲージメントを高めるオフィスの条件とは? 事例から学ぶトレンドを押さえた空間づくり PR
  • 【AI×交通安全運動】111社が共同で事故リスク削減に取り組んだ2か月間……その結果は? PR
  • オフィスの課題解決はデータ収集から 社員の位置情報を自動で管理しフリーアドレスを効率化 PR

特別企画、サービス