AMH検査の費用補助や男性育休あと押し サーキュレーション、妊娠・出産・育児と仕事の両立支援
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サーキュレーション(東京都渋谷区)は11月25日、同社が実施している従業員のさまざまなライフプランに寄り沿う福利厚生の取り組みについて明かした。同社では、従業員が妊娠・出産・育児といったライフイベントを安心して迎えることができるように制度を整備。AMH検査(卵巣予備能検査)の費用補助を3年連続で実施しているほか、男性の育児休暇の取得も推進しており取得率は大幅に増加している。
AMH検査費用は累計47人が利用、育休パパ体験は冊子で配布
AMH検査とは、卵巣の中に残っている卵子の量を調べるための血液検査。同社が実施しているAMH検査の費用補助では受診費用を上限5000円まで負担する。対象者は、従業員のほかに、派遣社員や業務委託者、業員のパートナー(事実婚および婚姻関係のないパートナーなども適用可)。2022年に制度を開始してから2024年までに累計で47人が利用している。
「先輩パパの育休体験」の具体例部分をアップデート
こうした制度のほかにも、2022年9月には「CIRCULATION Parental leave rules-産休・育休ガイドブック-」を公開。同社の人事担当者自身が実際に妊娠・出産を迎える際に、情報が不足したりわかりにくかったりした経験を踏まえ、従業員にはそのようにわかりにくさを感じず安心してほしいという思いを込めて作られたという。同ガイドブックでは今回新たに、「先輩パパの育休体験」の具体例部分をアップデートした。
同社はこれらの取り組みを進めた結果、育休を取得する男性従業員が増加。2021年7月期時点では33.3%だった男性育休の取得率は、2024年7月期には71.4%まで増加した。
同社では、2025年4月に「改正育児・介護休業法」の改正などを見据え、継続的に育児や介護と、仕事を両立できる環境を整備していく方針。
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