10年間で有休消化率が上昇した企業ランキング公表 20歳代の成長環境が整った企業の特徴も

月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年07月25日
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オープンワーク(東京都渋谷区)は7月24日、「10年間で有休消化率が上昇した企業ランキング」を公表した。調査では2016年と2025年(1~6月)の有休消化率を比較し、上昇幅の大きい企業を分析。上位企業では休暇取得の目標設定や奨励金制度など、多様な働き方を支援する環境整備が進んでいることがうかがえる。

有休消化環境の整備が進む企業に三井不動産リアルティやディップ

調査によると、1位は三井不動産リアルティ(東京都新宿区)、2位ディップ(東京都港区)、3位オービック(東京都中央区)。

ランクイン企業では有休消化の目標を設けたり、連続で休暇を取得した社員に奨励金を支給したりするなど、休みやすい環境整備が進んでいることが見てとれた。営業会社では「休暇中も顧客対応が必要になる場合がある」との声もあるが、近年は休暇中の対応は是正されているとみられる。

また、ランクインした企業の社員からは、有給休暇取得について以下のような声が寄せられた。

三井不動産リアルティ(総合職)

「休みは格段に取りやすくなっている。会社としても積極的に有給を推奨しており、不動産業界の中ではかなりホワイト企業といえる。基本的には休日の仕事は控えていることが多い」

ディップ(営業)

「有給消化も自由にできる。基本的には個人で顧客を管理するため、自分のスケジュール管理さえできていれば、休みも取ることができる」

オービック(SE)

「昔に比べてワーク・ライフ・バランスが充実していると感じる。最近は有給取得率100%を掲げ、有給を取りやすくなった」

オリックス(総合職)

「ワーク・ライフ・バランスについて意識した取り組みも行われており、連続有給休暇取得者には奨励金を出す制度もある」

「20代成長環境」でスコアを伸ばした企業の共通点とは

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