暑熱リスクに「今から」備える 花王がBtoB暑熱ケア事業に本格参入、「冷タオル」常備化を推進
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年12月11日
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花王(東京都中央区)は12月10日、法人向けの暑熱ケア事業に本格参入することを発表した。記録的な猛暑の長期化に伴い、職場での暑熱対策の重要性が高まっている。同社は企業の「冷タオル」の常備化と積極的な使用を推進し、導入しやすいスキームを構築する。
職場での暑熱リスク軽減や災害時の備えとして、企業に冷却シートの常備化を促す。猛暑時などの積極的な使用を促すことで、快適な就労環境づくりをサポートする。建設やレジャー産業などを中心に約100社が先行導入している(12月時点)。
福利厚生の一環として「冷タオル」を常備 災害時や暑熱リスクに備える
6月から労働安全衛生規則の改正により、企業には熱中症の対策を取ることが義務付けられている。
「ビオレの冷サポート」は、企業に対し、福利厚生の一環として同社の冷却シート「ビオレ 冷タオル」の常備を促し、積極的な使用促進をサポートする取り組み。気化熱の作用で肌の熱(ほてり)を逃がし続ける冷却シートを使用することで、暑熱リスクのある環境で働く従業員のリスク軽減と快適性の向上をはかる。
建設や物流、レジャー施設、飲食など暑熱リスクのある職場を有する企業などに、法人向けカタログなどを通じて、冷却シートの販売と使用を促すことで同社は、猛暑時代における暑熱対策の社会インフラ化を目指すとしている。
販売するのは、首にかけて使用できる冷却シート「ビオレ 冷タオル」と、ノンアルコールタイプの「ビオレ 子どもも使える冷タオル」で、いずれも使用前の肌温度からマイナス3℃が1時間持続するとしている(30℃の屋外使用時、日なた・日陰休憩を含む)。
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