奨学金返済支援で技術者の採用強化! 自社負担額「5万円×3年」から、東京都の中小企業向け助成金

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年02月08日
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東京都は2月7日、採用者の奨学金返還をサポートする都内中小企業に対して、最大75万円を助成する事業の登録受付を開始した。中小企業の若手人材確保を支援する。

最少15万円の自社負担で、東京都が技術系の人材とマッチアップしてくれる

現在奨学金の貸与を受けている大学生などを技術者として採用し、一定の条件を満たした場合、奨学金返済額のうち企業が支出する額と同額を都が助成する。建設・IT・ものづくり業界の都内中小企業などが、同事業が利用できる。企業の負担額は、以下の3つから選択できる。

企業負担金額 登録者(大学生など)への奨学金返還助成額
1)年5万円(3年間で合計15万円) 1)年10万円(3年間で30万円)
2)年12万円(3年間で合計36万円) 2)年24万円(3年間で72万円)
3)年25万円(3年間で合計75万円) 3)年50万円(3年間で150万円)

助成期間は採用日から最大3年間。どれを選択しても東京都が同額を負担するので、学生にとっては30万円から150万円の奨学金返済負担を軽減してもらえることになる。企業は学生に対し、奨学金返済のメリットだけでなく、技術者をしっかり育てようと考えている人材育成意欲の高い企業であることをアピールできる。

事業スキーム
※画像クリックで拡大

建設・IT・ものづくり業界が対象、1年間の継続勤務などが学生側の条件

同事業の利用を希望する企業は、事前登録が必要。以下を全て満たした企業が登録できる。

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