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日本語能力で賃金を決めていい? 【事例で解説】外国人労働者の受け入れにおいて法令上NGなこと

株式会社マイナビグローバル 代表取締役 社長執行役員 杠 元樹
最終更新日:
2024年06月20日

外国人の雇用は面倒だと思われる方も多いと思います。今回は事務的な手続きなど必ず発生する作業から、法令上は必須ではないものの、実際の受け入れにあたって準備しておいた方がよいこと、法令上やってはいけないことなど、具体的に説明していきます。

必ず必要となる事務的な手続き

まず、一般的な外国人採用の流れを見ていきましょう(図表)。

図表:一般的な外国人採用の流れ


(※画像クリックで拡大)

日本に在留する外国人を採用する場合は、選考前に在留カードと在留資格を確認します。それ以外は海外在住者の採用の場合も、国内在住者の採用の場合も基本のステップは同じで、求人募集をかけたら、企業の選考を受け、雇用契約を結びます。そのあと、仕事内容に合った在留資格の申請、または変更を行い、入社するという流れです。

ここからは、図表の「外国人へ求人募集をかける」のあとの事務的な手続きとポイントについて解説します。

入社前:在留カードの確認

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プロフィール

株式会社マイナビグローバル 代表取締役 社長執行役員
杠 元樹

2004年、株式会社マイナビに入社以来、採用コンサルタントとして、1000社以上の採用支援を行う。同時に「日本人の海外大学留学生採用企画」「外国人留学生採用企画」の企画・推進に従事。2018年よりマイナビグループの東南アジア海外拠点設立にかかわると同時に2019年株式会社マイナビグローバルを設立。特定技能外国人をはじめ、外国人材の就労支援を行っている。

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