「毎年25%の人材を異動」など ニッチ戦略をとる小林製薬の人的資本経営レポート2022
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年10月26日

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小林製薬(大阪市中央区)は10月25日、「人的資本レポート2022」を公表した。同社が人的資本に関する取り組みを公表するのは初めて。
アイデアを形にするには「人材の多様性」が強み
同社は「見過ごされがちなお困りごとを解決し、人々の可能性を支援すること」をパーパスに、パーパスを実現するため、医薬品、サプリメント、日用雑貨品などの分野で他社が商品化していない領域で新商品を作り、競争力を培ってきた。

こうした新商品が生み出される背景について、同社は「多様な価値観や考え方を持つ社員から生み出される『アイデア』がカタチになったものであり、『人材の多様性』が当社の強みになっている」と位置付けている。
同社が、強みの源泉である人材戦略の取り組みを「人的資本レポート」として公表したのは、投資家などのステークホルダーに同社への理解をさらに深めてもらうことが狙いだ。
アイデアをスピーディに形にするための研修・OJT
同社のビジネスモデルは、誰も見つけていない生活者の困りごとを発見し、その市場に一番に参入して高いシェアを獲得し、利益を確保する「小さな池の大きな魚」戦略だ。
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