就労証明書など従業員向け書類を「コンビニ受取」　ゲオ、セブン銀行のサービスを事業会社で初導入

セブン銀行（東京都千代田区）は10月10日、ゲオホールディングス（愛知県名古屋市）と、「コンビニ証明書受取サービス」の提供に関して合意した。これにより、ゲオグループの従業員は2025年10月中旬頃から、全国のセブン‐イレブン店舗に設置されたマルチコピー機を通じて、就労証明書などの各種証明書を受け取ることが可能となる。

セブン銀行によると、事業会社としての導入は今回が初めてとなる。

セブン銀行の「コンビニ証明書受取サービス」とは

「コンビニ証明書受取サービス」は、企業や団体が発行する各種証明書類を、セブン‐イレブン店舗のマルチコピー機を使って従業員などの個人が受け取ることができる仕組み。セブン銀行が提供するシステムを利用し、2024年2月にサービスを開始した。

全国におよそ2万1千店を展開するセブン‐イレブンでは、マルチコピー機を設置している店舗を対象に、証明書のコンビニ受取サービスが提供されている。原則24時間365日利用可能で、利便性の高さが特長だ。

さらに、銀行業務にも対応可能な高いセキュリティ水準を備えており、従業員は最短で当日に証明書を受け取ることができる。郵送と比較して、取得までの期間が大幅に短縮されるほか、対象者のみに証明書を発行できる仕組みのため、企業側にとっては印刷・郵送などに伴う事務負担の軽減やコスト削減、ペーパーレス化にもつながる。

利用可能な証明書の例