出産後の職場復帰「元の職場へ戻れた」は25% 若年層では前向きな傾向も マイナビ調査
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2025年11月10日
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マイナビ(東京都千代田区)は11月6日、11月19日の「いい育児の日」を前に、「育児と仕事の両立」に関する複数の調査結果を初めて発表した。
女性の職場復帰には依然として課題が残る一方で、20歳代~30歳代の若年層では「元の職場への復帰」や「育休取得」に対してポジティブな傾向が見られることがわかった。
女性の4割超が、出産後に元の職場へ復帰していない
近年、女性の育児休業取得率は常用雇用者において80%台と高水準を維持している。その一方で、仕事と育児の両立という観点では課題が残っている。
第1子が2歳以上の子供を持つ20歳代~50歳代の社会人女性を対象とした調査では、第1子出産後に「出産前に働いていた会社に復帰した」のは25.2%にとどまり、「出産を機に退職・転職した」は42.2%に上った。
また、出産後に正社員を離れるケースも少なくない。正社員経験のあるアルバイト就業中の主婦のうち約3人に1人(33.9%)が出産前は正社員だったと回答しており、正社員というキャリアを手放した可能性が示唆される。
正社員キャリアを断念する理由、上位は「時間的・技能的な制約」
アルバイト就業中の主婦の5人に1人以上が、本来は「正社員(22.6%)」としての就業を希望している。
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