デジタル庁、中央省庁職員を対象にした生成AIワークショップの資料や実施手順を紹介

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年08月07日
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デジタル庁は8月3日、中央省庁向けに開催された「働き方改革促進のための生成AI活用ワークショップ」の実施内容を公表した。

生成AIを活用、アイデアの実現可能性を検討

同ワークショップは内閣人事局が主催、デジタル庁では講義やワークショップの技術支援を担当した。

導入編と実践編で構成されたワークショップの概要は以下の通り。

導入編

  • 参加者間のアイデア共有
  • 専門家による生成AIに関する講義
  • 講義を踏まえた参加者間のフィードバック

実践編

  • 生成AIを導入する際の技術面に関する講義
  • 参加者のアイデアが実現可能かを検討するための実際に生成AI試行
  • 生成AI試行結果の共有

ワークショップは43人を対象に10時から17時まで1日掛けて実施された。参加者の役職はバラバラで、事前に募集した生成AI活用アイデアの方向性で分類し、5人で1チーム(全9チーム)を組んだ。アイデアの方向性が似た人同士でチームを作ったため、ほとんどが初対面同士のチームとなった。

10時から13時までは、導入編としてアイデアソンを実施した。アイデアソンではチーム内での自己紹介から始まり、テキスト生成AIでできることなどの解説が行われ、その後、チーム内で午後のハンズオンで検証するアイデアを選んだ。

14時から17時半までの実践編ではハンズオンを実施。テキスト生成AIで入力できることを解説し、実際に生成AIのデモアプリを使用してみることで、アイデアの実現可能性について検討した。

ワークショップで使われたチャット風インターフェースのデモアプリ(デジタル庁公式noteより)
ワークショップで使われたチャット風インターフェースのデモアプリ(デジタル庁公式noteより)

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