中途入社23万人が納得する「適正な人事評価」とは? トップ3の企業を紹介
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年06月01日

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オープンワーク(東京都渋谷区)は5月31日、中途入社23万人の評価データに基づく「人事評価が適正な企業ランキング」を発表した。完全成果主義やオープンな評価制度など、納得感のある制度が社員から高く評価されていることがわかった。
「人事評価の適正感」が3年後の売り上げに影響するという研究結果も
同社は、転職・就職のための情報プラットフォーム「OpenWork」を運営している。今回、2020年以降に投稿された中途入社者による会社評価レポートの回答23万8416件を集計し、「人事評価の適性感」のスコアに基づきランキングを作成した。
「人事評価の適性感」のスコアは、業務成果やパフォーマンスに対する評価の適性度を5段階評価したもの。「待遇面の満足度」とは異なる指標として設けられている。なお、同社のデータを活用した研究論文では、「人事評価の適正感」スコアと「働きがい」には相関関係があり、「働きがい」スコアは企業の3年後の「売上高変化率」、1年後の「株式パフォーマンス」につながる可能性が高いことが示されているという。
同社は、人事評価制度は企業ごとに個性や特徴、文化があるとした上で、「この会社の人事制度は適正である」という社員の納得感につながる要因として、以下を挙げる。
- 不公平感が少ない
- 評価結果を上司だけが知っている「ブラックボックス」状態にしない
- 制度が形骸化せず、しっかり機能している
完全実力主義、明確で、納得感・公平感がある人事評価にプラス査定
ランキング全体では、業界業種を問わず多種多様な企業が並んだ。ジョブ型採用やアルムナイ採用、リファラル採用など中途採用も多様化しているが、適正な人事評価をしていると中途入社者が評した企業からは、以下のような特徴が浮かび上がった。
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