資生堂が男性の育休取得率100%を達成 社内の風土づくりが奏功、育休からの復職率も92%
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2024年04月11日

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資生堂(東京都港区)は4月10日、国内の同社グループにおける男性の育児休業取得率が2023年末時点で100%を達成したと発表。男性が育休を取りやすい社内の風土づくりなどによって、100%達成につなげた。同社では出産後の子育て中の社員のサポートを含め、出産前後を通じてトータルに支援する仕組みを構築。その結果、育休からの復職率も高くなっている。
男性育休の理解促進や「新米パパ・ママ」向け育児トレーニングを実施
資生堂では男性が育休を取ることへの理解促進のため、以下のような取り組みを実施している。
- 制度をわかりやすく解説した動画の配信
- チーフピープルオフィサー(CPO)から全社員へメッセージ発信
- 管理職向けイクボスセミナー
- 育休取得者による座談会
- 体験レポートの共有
こうした男性の育休取得への社内の風土づくりのほかにも、「新米パパ・ママ」向けの体験型育児トレーニングを実施。同社の子会社で事業所内保育サービスを手掛けるKODOMOLOGY(コドモロジー、東京都港区)が育児トレーニングの提供を担った。

復帰後の不安解消にセミナー実施、復職率は92.3%に
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