思い返すと……職場のあの一言、あれはセクハラだった? 男女の認識に大きなズレ 民間調査
月刊総務 編集部
最終更新日:
2025年01月08日
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ダイヤモンド・コンサルティングオフィス(神奈川県横浜市)は12月27日、職場で「自分の言動行為は、セクハラだったかもしれない」と思い当たった経験のある男女1000人(男性:500人、女性:500人)を対象に、セクハラ認識のズレに関する調査結果を公表した。
自分の言動は「セクハラだったかもしれない」 性別や年代で大きなズレ
まず、自身の職場での言動が「あとになって『セクハラだったかもしれない』と思った理由」を聞いた。
一番多かった答えは、「時間が経って冷静に考えられるようになった」(全体:33.8%、男女別:女性が6.8ポイント高い)だった。次に多かったのは「若い人の意識と自分の感覚にズレがあると感じた」(全体:27.7%、男女別:男性のほうが10.6ポイント高い)で、この回答は特に大きな男女差が見られた。3位は「ハラスメント研修を受けて気づいた」(全体:25.2%、男女別:男性が5.6ポイント高い)だった。
以下の理由は男女差に大差はなく、「SNSやニュースで似たような事例を見た」(24.9%)、「職場の人から指摘された」(16.4%)、「相手が誰かに相談していたことを知った」(12.1%)、「相手の態度が変化した」(10.2%)と続く。
あとから「セクハラだったかも」と気付いた具体例(自由回答)には、以下のような事例が挙げられた。
- 後輩女性にお尻を触られ、同じことを返したらセクハラだといわれた
- 単純に自分が受けてきた指導を今の後輩に行うと事案になると気付いた
- 研修でハラスメントの例として紹介された
- 退職する子に「頑張ってね」と肩を軽くたたいたが、ボディタッチになるとあとで気付いた
- 社内で、あとで陰口をたたかれていると知ったこと
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