日本企業の成長のカギ 外国人雇用の基礎知識

「文化の違い」では片付けられない! 4つのケースから学ぶ、外国人雇用におけるトラブル回避法

株式会社マイナビグローバル 代表取締役 社長執行役員 杠 元樹
最終更新日:
2024年06月26日

シリーズ最終回となる今回は、無事入社を迎えたあと、企業・外国人労働者双方がストレスなく働くための環境づくりについて説明します。また、入社後のトラブルを回避するためには就業規則の改定や入社前の事前説明も重要となります。実際のトラブル事例を交えながら説明します。

外国人の実情:日本で就職先を選ぶポイントは?

まず、そもそも外国人が日本企業で働く上で何を重要視しているかを理解しましょう。

図表:就職先を選ぶときのポイント(複数回答可)

出所:マイナビグローバル「日本在留外国人の日本での就労意欲・特定技能に関する調査」(2024年4月発表)
(※画像クリックで拡大)

これは当社が日本にいる外国人材に対して独自調査を実施した調査結果の一部です。外国人材が就職先を選ぶときに重視するポイントは給料(69.8%)、仕事内容・職種(65.1%)、勤務地(51.9%)の順に多く、残業の少なさを選ぶ人は12.5%と最も低い結果となっています。

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プロフィール

株式会社マイナビグローバル 代表取締役 社長執行役員
杠 元樹

2004年、株式会社マイナビに入社以来、採用コンサルタントとして、1000社以上の採用支援を行う。同時に「日本人の海外大学留学生採用企画」「外国人留学生採用企画」の企画・推進に従事。2018年よりマイナビグループの東南アジア海外拠点設立にかかわると同時に2019年株式会社マイナビグローバルを設立。特定技能外国人をはじめ、外国人材の就労支援を行っている。

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