新入社員は「今の会社・仕事」の存続に危機感 「20年以上あると思う」は半数止まり
月刊総務オンライン編集部
最終更新日:
2023年08月23日

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マイナビ(東京都千代田区)は8月21日、同社が運営する総合転職情報サイト「マイナビ転職」において、2023年に新卒入社した男女社員800人を対象に実施した「新入社員の意識調査(2023年)」の結果を発表した。
調査では、新入社員に対し、将来への危機感や勤続意向などを聞いた。その結果、今の会社や今の仕事が20年以上あると思う人は半数にとどまり、新入社員の約半数が10年以内に退職予定であることが明らかになった。
DXや生成AIの登場など、社会の変化への不安が顕著に
新入社員に対して、今の会社が何年後まであると思うかを聞いたところ、「20年以上」と回答した人は49.9%だった。また、今の仕事が何年後まであると思うかの質問では、「20年以上」は40.5%となった。

職種別では、特に「IT」「技能工・物流・配送」「経理・事務・企画」などでは「10年以下」が3割を超えた。この結果について、同調査は、DXや生成AIなどの出現により、今後も同じように働き続けることができるのか、不安を感じているようすがうかがえるとしている。
一方、「医療・福祉・教育」では「20年以上」が66.4%と、全体平均よりも25.9ポイント高かった。
半数近くが、「今の会社は10年以内にやめると思う」と回答
また、勤続意向年数について聞いたところ、「3年以内」が24.1%、「10年以内」では49.1%だった。男女別では、「3年以内」と回答したのは、男性が18.3%、女性が30.0%となった。
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