ニッセイ、iDeCoの運営管理手数料を無料化 保険業界では初、資産形成ニーズの高まりを受け
月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年09月05日

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日本生命保険(大阪市中央区)は9月4日、月額319円としていた個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の運営管理手数料を、10月1日から無料にすると発表した。日本生命のiDeCoに加入済みの利用者の運営管理手数料も10月1日から無料にする。
保険業界としてiDeCoの運営手数料無料化は初
同社によれば、iDeCoの運営管理手数料を資産額や拠出年金額に関係なく、期間を設けずに無料とするのは保険業界として初めての取り組み。ただ、すでに証券会社や銀行で無料化の動きが相次いでおり、日本生命も追随した形だ。
日本生命のiDeCoは、8つの質問に答えるだけで、利用者が一人ひとりに適した資産配分例を確認することができるのが特徴。選択した資産配分をベースに、資産残高推移のシミュレーションもできるため、目標積立額をイメージしながら運用を始めることが可能だ。
増加するiDeCo加入者 全体では300万人を突破
iDeCoは私的年金制度の一形態であり、掛け金が全額所得控除の対象となるなど、税制上の優遇措置が設けられている。政府は、老後の資産形成をサポートするために、加入対象年齢の上限を引き上げる方針を示しており、iDeCoの普及を推進している。
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