ニッセイ、iDeCoの運営管理手数料を無料化 保険業界では初、資産形成ニーズの高まりを受け

月刊総務 編集部
最終更新日:
2023年09月05日
AdobeStock_428024443_20230905

日本生命保険(大阪市中央区)は9月4日、月額319円としていた個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の運営管理手数料を、10月1日から無料にすると発表した。日本生命のiDeCoに加入済みの利用者の運営管理手数料も10月1日から無料にする。

保険業界としてiDeCoの運営手数料無料化は初

同社によれば、iDeCoの運営管理手数料を資産額や拠出年金額に関係なく、期間を設けずに無料とするのは保険業界として初めての取り組み。ただ、すでに証券会社や銀行で無料化の動きが相次いでおり、日本生命も追随した形だ。

日本生命のiDeCoは、8つの質問に答えるだけで、利用者が一人ひとりに適した資産配分例を確認することができるのが特徴。選択した資産配分をベースに、資産残高推移のシミュレーションもできるため、目標積立額をイメージしながら運用を始めることが可能だ。

増加するiDeCo加入者 全体では300万人を突破

iDeCoは私的年金制度の一形態であり、掛け金が全額所得控除の対象となるなど、税制上の優遇措置が設けられている。政府は、老後の資産形成をサポートするために、加入対象年齢の上限を引き上げる方針を示しており、iDeCoの普及を推進している。

続きは無料の会員登録後にお読みいただけます。

  • ・組織の強化・支援を推進する記事が読める
  • ・総務部門の実務に役立つ最新情報をメールでキャッチ
  • ・すぐに使える資料・書式をダウンロードして効率的に業務推進
  • ・ノウハウ習得・スキルアップが可能なeラーニングコンテンツの利用が可能に

※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。

著者プロフィール

g-soumu-editors-portrait-webp


月刊総務 編集部

パンデミック、働き方の変化、情報技術への対応など、今、総務部門には戦略的な視点が求められています。「月刊総務オンライン」は、そんな総務部門の方々に向けて、実務情報や組織運営に役立つ情報の提供を中心にさまざまなサービスを展開するプラットフォームです。


関連記事

  • 「働きがいのある会社」トップ企業のハイブリッドワークの形 戦略総務を実現できるデバイスとは? PR
  • コスト削減だけじゃない! 働き方が変わり、コミュニケーションも生まれる「照明」のすごい効果 PR
  • 災害への備えは平時から。企業の防災担当者を強力にサポートする東京都のサービスとは PR

特別企画、サービス