11月20日は「いい風土の日」上司面談、本音で話せる部下は約5割 チームの満足度を上げるには

月刊総務 編集部
最終更新日:
2024年11月19日
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スコラ・コンサルト(東京都品川区)は11月18日、社員100人以上の企業の一般職・管理職・役員5161人を対象に、組織に関するアンケート調査を実施し、その結果を公表した。

近年、企業の組織風土においては、メンバーが本音で発言し、試行錯誤やチャレンジをするために必要となる環境、いわゆる「心理的安全性」が注目されている。今回の調査では、一般職が上司との面談で本音をどの程度話せているかなどの質問を行い、面談時の会話における上司と部下のギャップや、チームの満足度に与える影響などを明らかにした。

本音で しゃべ れるかは面談や会議、飲み会などシチュエーションで変わる

調査ではまず、一般社員・係長向けに「どのような場面で本音で話せている」の質問を、管理職・役員向けに「一般職の社員はどのような場面で本音で話せていると思うか」の質問を行い、一般職が職場で「本音で話せている」(「本音で話せている」と「どちらかと言えば本音で話せている」の合計)と思う割合を、一般職と管理職で比較した。

その結果、一般職が上司との面談で「本音で話せていると思う」割合は55.6%で、上司(管理職)の認識よりも14.4ポイント少ない結果となった。

その他、各場面における認識の差は以下の通り。

  • 「職場で上司に対して」:一般職53.2%、管理職62.6%(差は9.4ポイント)
  • 「職場で同僚に対して」:一般職60.0%、管理職70.1%(差は10.1ポイント)
  • 「チームの会議・ミーティング」:一般職48.3%、管理職67.7%(差は19.4ポイント)
  • 「職場の打ち上げ・飲み会・食事会などの場」:一般職48.7%、管理職68.4%(差は19.7ポイント)

複数の同僚が参加する「チームの会議・ミーティング」や「職場の打ち上げ・飲み会・食事会などの場」は、「上司との面談」や「職場で上司に対して」よりも本音で話せている割合が少なく、上司と部下との認識のギャップが大きいことが判明した。

チームの満足度に影響を与える3要素とは

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